奈良市写真美術館では「入江泰吉 大和の暮らし―昭和20年~30年代―」が開催中。奈良だからこそ残っているランドマークを基準に、いまの街並みと比較する面白さがあります。
昭和の風景に写されている子どもたちも未来ちゃんばかり。

奈良市写真美術館
7月2日(土)~9月25日(日)

◆観覧時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) 
8月6日(土)・7日(日)は午後6時(入館は午後5時30分まで)開館時間延長
◆休館日
月曜日(但し、7/18・8/15・9/19は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)
◆観覧料
一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円/団体(20名)2割引き 
毎週土曜日 小中高校生観覧無料/奈良市在住の70歳以上の方無料/障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方無料
夏休み期間中 小・中学生観覧無料


 “入江泰吉”と言えば、奈良大和路の情緒あるれる風景や、見る者を祈りに誘う仏像など、大和の歴史が織りなす景観や美をテーマにした作為hンを思い浮かべる人が多いことでしょう。
 しかし、入江は戦後から昭和30年代中頃にかけて、大和路の風物の美を追求するだけでなく、そこに暮らす人々の姿や変りゆく街の表情をとらえた写真も数多く撮影していました。ライカやローライを片手に、街で行き交う人々や農村で働く人、 外で無邪気に遊ぶ子どもたちの姿など、日常のさりげない生活風景を写真におさめています。
 これらの写真群は、おそらくライフワークである大和路の風物の撮影の行き帰りに出会った場面を活写したもので、古代から連綿と営まれてきたふるさと奈良の暮らしの風景を、同時代人として記録にしておきたかったのではないでしょうか。
 今回は、写真が持つ記録性をテーマに、今まであまり発表されず顧みられなかった戦後から昭和30年代の生活風景を、奈良市内、斑鳩、山の辺、飛鳥など地域別で紹介します。
 入江が歩いてきた大和路の原風景を知っていただくとともに、懐かしい風景とそこで暮らす人々に寄せる入江の温かいまなざしを感じとっていただければ幸いです。




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