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優れた現代アートを精力的に紹介しているギャラリー・OUT of PLACEでは、
美術家・寺田真由美氏の新作展を開催中。
本物と見紛うほど精巧に作られたミニチュアを撮影し、
独自の虚構空間を創造しているシリーズの第三弾です。
今回もお見逃し無く!
寺田真由美 新作展 Mayumi Terada New Works
-明るい部屋の中で vol.3-
会場:Gallery OUT of PLACE
入場料:無料
2008年11月27日(木)-12月28日(日)
open : 木〜日曜(12:00 – 19:00)
月・火・水:休廊


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寺田真由美は2001年以降、ニューヨークに拠点を置き、『明るい部屋の中で』と言うタイトルのもと、一連の写真作品を発表しています。
2005年2007年に引き続き、当ギャラリーでの個展は今回で3回目となります。
寺田の写真に写されているのは一見普通の風景ですが、実は彼女が作った手のひらサイズの模型なのです。向こう側に見える桜の木や空なども彼女が撮影した写真で、いわば写真の中の写真です。
精巧に作られてはいてもどこか不自然さを露呈してしまうオブジェ達、向こう側と手前のセットには光や遠近感に矛盾が生じています。しかし作家はあえてそれを隠そうとはしていません。
また近作においては、カメラやレンズの特質(スローシャッターによるブレや浅い被写界深度)を生かした「揺らぐ風景」をそこに取り入れようとしています。
生の風景ではなく、機械(カメラ)と模型というフィルターを通って私達の眼に届く風景。寺田が作る虚構の風景はいったい何を問いかけているのでしょうか。
たとえば、満開の桜への眼差しの起源とは、何だろう。ここでの眼差しとは、器官
としての目ではなく、網膜の背後にあって、欲望や感情と絡んでいて、桜を見ている
自分がいる、あるいは、桜を見ている人を見ていることもあろう。ただし、この桜は
写真であるから、絵画において画家が、主体としてその中心に眼差しを持つ何かを機
能させるのとは違って、この桜を見ている誰もが主体になり得る。そして、それぞれ
の眼差しの起源を持ち得ると思う。
(寺田真由美)
寺田 真由美
美術家 東京生まれ ニューヨーク在住
1989 筑波大学大学院修士課程芸術研修課修了
個展
1987 ギャラリーなつか、東京
1991 ギャラリーK2、東京
2001 ギャラリーサーチ&サーチ、東京
2002 ホワイトボックス アネックス、ニューヨーク
2003 ベイスギャラリー、東京
2005 ホワイトルーム ギャラリー、ロサンジェルス
2005 ベイス ギャラリー、東京
2005 ギャラリー アウトオブプレイス、奈良
2007 ロバート・ミラー ギャラリー、ニューヨーク
2007 アートギャラリーX 東京日本橋高島屋、東京
2007 ギャラリー OUT of PLACE、奈良
2008 ギャラリー OUT of PLACE、奈良

Gallery OUT of PLACE
奈良市今辻子町32-2
tel/fax 0742-26-1001
URL www.outofplace.jp
e-mail contact@outofplace.jp


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