９月１４日より再開するGallery OUT of PLACEの次なる展覧会は、
今回が自身にとって初の個展となる
園部ミチオ氏の「OBLIVION」です。
www.outofplace.jp
（プレスリリースより）
深く大事なことを含んでいるようでその実単なる思いつきに過ぎず、
新しいものを予言しているようでいて結局同じことの繰り返し。
核心的な部分に覆いをかぶせて謎めいてみせては、
無視されそうになると、覆いを外すそぶりをちらつかせる。
でも覆いの下には、はじめから何にもないのだ。
そんなのはもうたくさん。辟易とする。吐きそうだ。
彼はそう言って背を向けてしまった。
彼は人を避け町を逃れただひとり無目的に「地表」を徘徊し始めた。
徘徊することが、それだけが彼のやるべきことだと主張するかの如く。
８年の月日が過ぎ、徘徊の後にほんの一握りの沈殿物があった。
それはもはや、深いことも新しいことも謎も見栄も含んでいない。
彼はそれを作品だと呼ばないでほしい、と付け加える。
彼にとってそれは、「 忘却 」へのゆるやかな下降線をたどる行為に他ならない。
( text by 野村ヨシノリ )
園部ミチオ Michio Sonobe
1968年大阪に生まれる。
1988年ごろから独学で写真による創作活動を始める。
1998年よりヨーロッパ各地（現在はフランス）に滞在。
ほとんど作品発表を行っておらず、
今回が初めての個展となる
Gallery OUT of PLACE
園部ミチオ 写真展 『 OBLIVION 』
会期：2006年9月14日(木)〜10月22日(日)
開廊：木-日 12:00〜19:00
※９月１６日(土)、同会場にて１７：３０よりオープニングパーティーが開催されます。
tel/fax 0742-26-1001
URL www.outofplace.jp
e-mail contact@outofplace.jp
