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ゲストコラム新連載です。
世界の絵本を販売するインターネット古書店パビリオンブックスは、ただいまGallery OUT of PLACEとなりの古い家屋を改装作業中。完成すれば絵本の販売と喫茶営業を行う素敵なお店が誕生します!
しかし、その前には予想だにしないさまざまな困難が待ち受けていました・・・。
オープンに向けて奮闘を続けるパビリオン隊長からの現状リポート、
実録「お店ができるまで」はじまり、はじまり!


1.「ハツる」
私たちはいま、お店を作っています。
美味しいコーヒーが飲める喫茶店、そして国内外の絵本をご紹介するネット古書店
‘パビリオンブックス’の実店舗も兼ねた、路地裏の小さなお店です。
で、具体的にいま何をしているのかというと…。コンクリートやモルタルの塊を砕いています。コンクリートを砕いたこと、ありますか?(笑)
けっこう骨が折れます。ハツリハンマーという、ふつうの金づちよりも重く頑丈なハンマーでガンガン叩くんですが、最初は本当に骨が折れるかと思うくらい硬くてどうしようもありませんでした。タガネという鉄の楔を打ち込む方法もありますが、それでも何度も何度もハンマーを打ち降ろしてようやくパカッと割れればいい方で…。叩いている箇所だけがパラパラと剥がれる程度だったり、びくともしないことも少なくありません。お店づくり、というよりまず古家の解体を始め、最初に取りかかったこのハツリ(壊しながら解体する作業)でさっそく文字どおり堅牢な壁にぶち当たり、絶望に打ちひしがれたのを今でもよく憶えています。あのときは本当にゾッとしました。えらいことを始めてしまったもんだと…。

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しかしそれも去年の春先のこと。あれからもうすぐ一年になります。今や、ある程度の量のハツリなら半日くらいで済むこともあります。試行錯誤しながらコツを覚えたということと、一年近くもほぼ毎日現場作業をして肉体が強靭に変身したこと、それに段取りが良くなったことが理由ですかね。ある職人さんに教えてもらったんですが、コンクリートよりも硬い石を砕く場合でも「石の‘目’を見つけるんや。目を狙って打ち込めばパカッと割れるよ」と。確かに、そういうコツを掴めば面白いようにバカバカ割れてくれるときもあります。最初の頃は一日ハツリをやると翌日から手首が痛くて、酷いときは一週間も湿布を貼っていました。去年の夏あたりは湿布が欠かせなかったなぁ。
さて、一年も前から工事を始めてまだハツリ?確かに。遅い。実は本人もそんなに時間が掛かるとは当初思っていませんでした。まじめに、昨秋にはもうオープンしている予定だったんですから!そんな時間ばっかりやたらと掛かっている、怪しくも楽しい手作りのお店。その様子をこれから少しずつご紹介させていただければと思います。
(パビリオン隊長)

パビリオンブックス:http://pavilion-b.com/
mail:master@pavilion-b.com


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