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世界の絵本を販売するインターネット古書店パビリオンブックスは、ただいまGallery OUT of PLACEとなりの古い家屋を改装作業中。完成すれば絵本の販売と喫茶営業を行う素敵なお店が誕生します!
リアルタイムで改築が進む手作りショップからお届けするパビリオン隊長による連載コラム、今回はDIYの本音と喜びを語ります。


<2>「もったいない」
前回、いま「コンクリートをハツっている」と書きました。より具体的に言えば、もっか客席となる部屋の床づくりを主に進めています。床は煉瓦敷にする予定です。まず地面に砂利などをしっかり敷き詰め、その上に砂を敷いてならし、湿気を遮断するビニールシート、スタイロフォームという断熱材、バサモル(水を混ぜない乾いたモルタル)、煉瓦という順に敷いて施行します。
これが煉瓦敷の正しい施工法かどうかは分かりません。なんせ、素人がやる工事です。
図書館で片っ端から本を調べたり、本職や専門家に聞き回ったり、時には街の道路に顔をすり寄せてまじまじと観察したり…。いろいろ自分なりに情報を集めて、辿り着いた方法が上記のようなものだったわけです。

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今回、あまり深く考えずに「家づくり」みたいなことを始めてしまったのは、そもそも「建築家になるのが夢だった!」なんていうもっともらしい理由からではありません。「改築費用をケチろう!」というのが本音です。ま、今風に言えば「もったいない」精神の発現。あ、そういうことじゃない?確かに限りある資源をケチるのと、人件費をケチるのとでは…ちょっと意味がちがいますか。
でもやってみたい気持ちがあったのも確かです。ふつう家づくりなんて「専門家でなければ分からない」「危ない」「時間を買うと思えば(人に頼むのも)合理的」と、多くの人がそう考え、またそうしているのが実際でしょう。「餅は餅屋」の例え通り、良いものを作ろうと思えばやはりその道のプロに頼むのが最良という考えも確かに然り。自分でやった方が頼むより上手くいく、なんてさすがに考えてません。それは工事を進めれば進めるほど実感するものです。あぁ、やっぱりプロはさすがだなと。ただ、それを実感できるのもやっぱり素人ながらにとにかくやってみたからなんですよね。やったことがなければその凄さも分からない。ぼくは時間を買うより、ガンガン投資してその面白さを味わう贅沢を感じています。それはもう、かけがえのない体験です。この手で家を作るなんて、一生に一度あるかないかの機会ですからね!
ところで、冒頭のコンクリートは解体時に様々な箇所から出たガラ(瓦礫のこと。主に木材や金属以外の石・コンクリート類)です。ふつう工事現場から出るガラは分別廃棄され、床下に敷き詰める砂利などは新しいものを使います。本来は十分な設計強度を保つためにもそうするのが正しいんでしょうけれど、でも小さな平屋の、それも柱などが乗る基礎の下ではなく人が乗るだけの床下なら、ガラを砕いて敷き詰めても用は足りるんじゃないかと(あくまで自己判断です。あしからず)。だからこれも「もったいない」精神と称して、コツコツ砕いては敷き詰めたりしているわけです。
エコな心掛けだと言わんばかりですけど、本当は処理費用も節約したいという…ケチ根性かな。
(パビリオン隊長)

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