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世界の絵本を販売するインターネット古書店パビリオンブックスは、ただいまGallery OUT of PLACEとなりの古い家屋を改築作業中。絵本販売と喫茶営業を行う素敵なお店のオープンに向け、毎日試行錯誤の格闘を続けています!
久々に届いたパビリオン隊長からの現場リポート、前回より少々ご無沙汰でしたが、その間に隊長、店内の椅子作りに励んでおりました。
くつろぎを求めて訪れる喫茶店には快適な座り心地の椅子が必須!
さて、研究の成果や如何に?


25.「腰かけ気分」
客席(椅子)の約半分は作り付けになります。即ち自作しなければならないのですが、これが実に奥深く難しい!
例えば座面。水平でもいいけれど、背にもたれた姿勢で座るとお尻が前に出ようとする方向に力が加わるため、後ろにやや傾斜している方が安定感が得られます。この場合(個人差はあるにせよ)背板もお尻と当たらないように腰下で適度にえぐれている方がより具合がいいように思います。
またこの座と背の傾斜は、座る目的によってもいろいろ変わってきます。ふつう食事をするときは背板にもたれず上体を立てて、あるいはやや前傾して浅く腰かけるので、座面はむしろ水平な方がいいでしょう。座と背を傾斜させるのは、喫茶店などリラックスしてゆったり座ってもらう場所の椅子です。とはいえあまりにのけぞってしまうと飲食しづらいので、この加減が悩ましい!
そこで例によって様々な場所で座ってみるわけですが(笑)、これは意識すると面白いですよ。ある公園のベンチは傾斜がかなり大きくて、座ると自然に仰向け加減になり、眼前には青空が広がるのです。無意識のうちに深呼吸をして、気持ちも落ち着きます。まさに適材適所。
意外な発見は、座り心地を左右するのは材質よりもむしろ形状だということです。屋外のベンチは金属製も多く一見硬くてお尻が痛そうに思えますが、座ってみると案外身体がすっぽり収まっていい案配だったりします。逆によく沈むソファは立ち上がるとき力が要るので、動く気力が低下してしまうことも。他にも肩や膝裏が当たる部分の角度だったり、座面の奥行きだったり、座り心地に影響する要素はかなりの点数に上ります。しかもそれらが複合的に絡むので…いやはや椅子は難しいなぁと思うわけです。

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ところで、最近ちょっと腰のだるい状態が続いていました。天井の低いロフトで長時間腰を屈めて作業をしていたせいかも…。ただ現場での作業中は特に気にならず、帰宅後パソコンなどに向かっているときに腰の疲れを感じるのです。よく言われますが、座る姿勢というのは実は身体にとって意外に負担なんですよね。
以前から本格的な腰痛を警戒して簡単な体操は続けています。でも高機能な椅子ならもっと楽かな?と考え、あるとき家具売場でお店用の椅子を見るついでにデスクチェアもいくつか試してみました。
今は高機能チェアも種類が増えて、各部がきめ細かに動いたり、身体が宙に浮いたような感覚になるものまで、その進歩たるや凄まじいものがあります。中でも人間工学を駆使したチェアの先駆けとして有名な、ハーマンミラー社のアーロンチェアなんかはやっぱりさすが。何ていうか…、いい靴を履いたときガンガンどこまでも歩ける!と感じるように、いつまでもガンガン(?)座っていられる!みたいな。俄にバリバリ仕事ができるヒトになった!みたいな。そう思わせる使用感が確かにあります。でも高いんだなぁ…。いいものはやっぱり。
いいものを知ることは大切です。それによってモノを作る上での尺度が形成されますし、優れたものは本来の目的や機能を超えて様々な刺激も与えてくれます。
ただ…、今は椅子の探求はひとまずほどほどで留めておかねば。これ以上完成を延ばさないためにも。
(パビリオン隊長)

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