??if?ゃ?<?若?吾???泣?????ゃ?????с???障????
世界の絵本を販売するインターネット古書店パビリオンブックスは、ただいまGallery OUT of PLACEとなりの古い家屋を改築作業中。絵本販売と喫茶営業を行う素敵なお店のオープンに向け、毎日試行錯誤の格闘を続けています!
春の完成を目指していよいよラストスパートに入ったパビリオン隊長から、久方ぶりの作業リポートが届きました。
今回はお店の名前についてのお話です。


??if?ゃ?<?若?吾???泣?????ゃ?????с???障????
ごぶさたしてしまい申し訳ありません。
遂に匙を投げて逃亡したか!? と思われた方もいるとかいないとか。いえ、むしろ逆にこの年末年始もほぼ現場詰めだったもので…、気が付けば前回の掲載よりずいぶん日が経ってしまいました。
ニンゲンの集中力は一定時間以上は持続できないものだと思うのですが、目標の達成が近付くにつれその持続力が増すようなことはないですか?もうちょっとだ、あと少しだと思えば、気力を振り絞ってさらにもう一段奮起することができます。自分の場合も昨年後半あたりからずっとそんな状態でした。ただ実際には自分の前進と同時にゴールもひょいっ、ひょいっと意地悪く遠ざかっているようで…。単に見通しが甘いといえばそれまでなんですが。
さて、オープンするにあたって必ず必要なのが店名。重要ですし、自分のお店となれば我が子に命名するが如くアレコレ悩むものです。たかが名前、されど名前。「命名」の文字どおり生命を吹き込む瞬間だと考えると、気負わないわけにもいきません。
みなさんどうなのか分かりませんが、お店をやろうと決めた時点で最初に名前を考える場合が多いのではないでしょうか。場所が決まる前から、極端な場合は何の店か決める前から!?とにかく考えるだけでも楽しいものです。かっこいいの、お洒落なの、馴染みやすいの、かわいいの、素朴なの、…いろんな方向性がありますよね。周りを見渡してみると、店主の考えや夢を反映させたと思われるものや、場所に由来するもの、語呂や音がいいもの、意味不明だけどインパクトがあるものなど、意識してみるとそれぞれが個性的でなかなか味わいがあります。大なり小なり名前にはそれぞれ物語があるんでしょうね。
ただあくまで個人的な好みですが、まったく気負いのない名前というのにもけっこう惹かれます。例えばお昼にしょっちゅう行く食堂だけど、そういえばあそこ何て名前
だっけ?名前なんてあったっけ?とか同僚と話しながらそこへ向かい、改めて軒先の庇を見たら布地にほとんど読めなくなった薄い字で「田中食堂」とか書いてあって「あぁ、これか!」みたいな(笑)。
思い起こせばかつて勤め人だったころ、昼時はほぼ毎日「ニュー浅草」という居酒屋へ通っていました。ここも名前は後から憶えたのですが、今でもサンマを食べるとここのサンマ定食を思い出すんですよね。カウンターの奥で忙しそうにフライを揚げながら、時々遠赤コンロの上でサンマを引っくり返す様子とか。普通の味だけど、飽きなくて好きだったなぁ。
名前より先に味の印象が残る、そんな大衆食堂の風格も見習いたいものです。
ところで弊店の名前は(当コラムをお読み下さっている方には)ご存じの通り「絵本とコーヒーのパビリオン」です。
工事を始めたころ、いろいろ悩んでノートにもいっぱい案を書き出してみて、でも結局その中からはいいのが出なくて。ただネット古書店パビリオンブックスの実店舗で
もあるのに、名前が全然ちがっていたら変だ!ということに気づいた瞬間、我ながらアッサリと決めてしまいました。
店舗完成が延びに延びて、名前だけがずいぶん前から晒されているのも考えてみれば可愛そうなものです…。もうすぐ追い付きますからね、待ってて頂戴。
(パビリオン隊長)

パビリオンブックス:http://pavilion-b.com/
mail:master@pavilion-b.com


関連するかも: